はじめての島原半島
定番スポットや温泉、グルメなど見どころをチェック！
島原半島ってどんなところ？何をするのがおすすめ？
初めて島原半島に訪れるなら知っておきたい人気観光スポットや定番グルメはもちろん、癒しの温泉や歴史、絶景スポットやお土産まで、半島の魅力を一挙にご紹介します！
INDEX
「島原半島」ってどんなところ？
長崎県の南東部に位置する島原半島。雲仙火山の活動によって形成された、独特の美しい景観が魅力です。半島全域が「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されており、人々と火山が共生する貴重なエリアでもあります。
半島内には泉質の異なる温泉が点在。「温泉郷」としても親しまれ、訪れる人々を癒しています。また、世界遺産・原城跡や島原城、武家屋敷など、歴史と文化を感じられるスポットも豊富です。
自然の豊かさも大きな魅力のひとつ。四季折々に海・山の絶景が広がり、訪れるたびに新たな発見をすることができるでしょう。火山の恵みを受けた農産物や新鮮な海の幸が揃い、ご当地グルメも充実。食の楽しみも尽きません！
船、鉄道、バスなど交通の便が良く、各地からのアクセスも良好。特に熊本からはフェリーで最短約30分と近く、多くの観光客が訪れます。
温泉天国！泉質の異なる個性豊かな温泉で湯めぐり
島原・雲仙・小浜という3つの大きな温泉のほか、半島の南北にも温泉が湧く温泉郷。地下では一つのマグマだまりで繋がっていながら、泉質やロケーションの異なるさまざまな温泉を楽しめる”奇跡の温泉郷”です。それぞれの温泉地で泉質や効能の違いを感じながら、のんびり湯めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 島原温泉
- 鯉の泳ぐ島原城下町にある温泉。高濃度の炭酸水素塩泉はクレンジング効果があり、「美肌の湯」として親しまれています。市内には足湯や飲泉所が点在。まち歩きの途中で気軽に温泉を楽しめます。特に有明海に昇る朝日を眺めながら入る朝風呂がおすすめです！
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- 雲仙温泉
- 豊かな自然に囲まれた山あいの温泉地。温泉街が近づくと漂ってくる硫黄の香りが特徴です。殺菌効果のある硫黄泉は、皮膚病や美肌効果にも期待できます。地熱を感じる地獄地帯、足蒸しや温泉たまごなど見どころも満載のエリアです。
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- 小浜温泉
- 橘湾に面した風光明媚な温泉地。美しい夕日の名所としても知られています。源泉温度が105度と高く、豊富な湯量が特徴。泉質は保温・保湿効果に優れた塩化物泉で、入浴後も温かさが続くと評判です。日本一長い足湯や温泉の蒸気を利用したグルメなど、温泉地ならではの楽しみ方が盛りだくさん！
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島原半島に息づくキリシタン文化の歴史をたどる
かつて華やかなキリシタン文化が花開いた島原半島。しかしその後、江戸幕府により禁教令がしかれ厳しいキリシタン弾圧が行われました。信徒たちは一般社会と共生しながら密かに信仰を続け、「潜伏キリシタン」として生きることを余儀なくされたのです。半島内にはキリシタン史の光と影を示す貴重な史跡が点在しています。ぜひ訪れて歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
- 原城跡
- 別名「日暮城」とも呼ばれる美しい城であった原城は、キリシタン潜伏のきっかけとなる「島原・天草一揆」の主戦場となった地。現在、原城本丸跡には祈りを捧げる天草四郎像や天草四郎の墓石などがあり、悲劇を今に伝えています。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つです。
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- 有馬キリシタン遺産記念館
- 世界遺産・原城跡をはじめ、戦国時代のキリシタン大名・有馬氏の居城であった日野江城跡などを年表やジオラマでわかりやすく紹介。キリシタン文化の繁栄から衰退、復活までの歴史を学ぶことができます。無料でレンタサイクルの貸出も行っているので、ここを拠点に世界遺産や関連施設をめぐってみるのもおすすめです。
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- 島原城
- 立派な石垣と白い天守閣が美しい城は、島原のシンボル。この豪華な城づくりが島原・天草一揆の一因になったともいわれています。天守閣1階はキリシタン史料館となっており、潜伏キリシタンや島原の乱などに関するさまざまな資料を展示。最上階の展望所からは島原市街や眉山、有明海を一望することができます。
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- 武家屋敷
- 島原城築城の際に建設された下級武士たちの住宅団地です。湧水を引いた水路が通りの中央を流れる風景は、島原ならでは。現在は山本邸、篠塚邸、鳥田邸の3軒が一般に無料開放されており、部屋の中や庭園から当時の武家生活の様子を垣間見ることができます。
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- 雲仙地獄
- 雲仙温泉を代表する観光名所・地獄温泉。 硫黄の香りが立ち込め、地の底から吹き出す蒸気と熱気が辺り一面を覆い尽くす光景は、まさに地獄そのもの。ここはキリシタン殉教の舞台になったところでも知られ、殉職碑も建てられています。
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雲仙岳の噴火の歴史を学べる体験型火山ミュージアム
半島のシンボルでもある雲仙火山。1990年11月から約5年間にわたって噴火が続き、地域に甚大な被害をもたらしました。雲仙岳災害記念館「がまだすドーム」は、自然の驚異と災害の教訓を後世へ残すためにつくられた施設。館内ではシアターやジオラマ、ドローン映像などを使い、火山や防災、ジオパークについて見て触れてリアルに体感することができます。
豊かな自然が織りなすフォトジェニックな絶景
海と山に囲まれ豊かな自然が広がる島原半島は、思わず写真におさめたくなる絶景スポットがたくさんあります！ぜひ、カメラを片手にお出かけください。
- 仁田峠
- 春のミヤマキリシマ、夏の緑、秋は一面の紅葉、冬の霧氷と四季の移り変わりを堪能できるスポット。妙見山頂へはロープウェイが運行し、空中散歩を楽しみながら雄大な自然の景観を満喫できます。
絶景を眺めながらのドライブもおすすめ。コース途中の展望所からは、迫力ある平成新山を間近に見ることができます。 
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- 棚畑展望台
- 雲仙市の南串山町にある棚畑展望台をご存知ですか？整然とした棚畑約800枚と、青い海のコントラストはまさに絶景で、晴天の日は橘湾の対岸、長崎市までを眺めることも。特に馬鈴薯の作付けが行われる３月には畑に張られた「マルチ」と呼ばれるビニールの照り返しが非常に美しく、写真愛好家が長時間の撮影に挑むことで知られます。
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- 湧水庭園 四明荘
- 「鯉の泳ぐまち」の一角にある庭園。1日約3,000トンもの湧水量を誇る池には色とりどりの鯉が優雅に泳ぎ、赤松や楓などさまざまな植栽が季節ごとに彩りを添えてくれます。池に張り出した縁側に座り、美しい庭園を眺めながら心安らぐひと時をお過ごしください。
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- 大三東駅
- 屋根も柵もない開放的なホームの目の前に有明海が広がる、「日本で一番海に近い駅」の一つです。天気の良い日には青い海と空に、鮮やかな黄色いベンチと飾られたハンカチが映え、まるで映画のワンシーンのよう。「幸せの黄色いハンカチ」に願い事を書いて、飾ってみてはいかがでしょうか。
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- 前浜海水浴場
- 遠浅の白い砂浜、青松の美しい海水浴場。シーズン中は海水浴やマリンスポーツを楽しむ多くの人で賑わいます。ビーチには2ヶ所にブランコが設置されており、フォトスポットとして大人気。ブランコに座って目の前に広がる海の絶景と一緒に撮れば、写真映えすること間違いなし！
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- 南島原ひまわり畑
- 南島原市の花である「ひまわり」。市内各所にひまわり畑が点在し、夏には大輪の花が咲き誇ります。青空と鮮やかな黄色いひまわりのコントラストは圧巻。観光農園ではないため、生育状況は年によってまちまちです。開花状況は南島原ひまわり観光協会にお問い合わせください。
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夕日と海が織りなす絶景に出会う
夕暮れ時に姿を変える絶景も見どころ。島原半島には「小浜温泉」「瀬詰崎灯台」「夕日の丘」など、長崎県内でも屈指の夕日スポットがたくさんあります。空と海が茜色に染まっていく幻想的な情景は、思わず時間が経つのを忘れてしまうほど。温泉に浸かりながら見る夕日もまた一興です。
島原半島を遊びつくす！アクティビティ＆体験
雄大な自然に恵まれた島原半島で、アクティビティや体験を満喫しませんか？自然や歴史、文化を五感で楽しむ、ここでしかできない体験が詰まっています！
- イルカウォッチング
- 有明海の入り口にある早崎海峡に生息する、約200頭の野生のイルカを船上から鑑賞する人気のクルーズ！季節を問わず、1年を通して高確率でイルカに会うことができるのが魅力です。野生のイルカの群れが海面を泳ぐ様子や、ジャンプする姿を間近に見てみませんか？
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- サイクリング
- 美しい自然や歴史スポットなど、島原半島の見どころを自転車でめぐってみませんか？半島内には、初心者から上級者まで楽しめるさまざまなコースが揃っています。気になったスポットにぶらりと立ち寄ってみれるのもサイクリングの魅力。レンタサイクルスポットも数多くあるので、手ぶらでも気軽に楽しめます。
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- トレッキング
- 島原半島には個性豊かな山がたくさんありますが、特に半島中央部にそびえ、20以上の山々からなる雲仙岳は登山家憧れの火山群。ガイドツアーもあるので、初心者でも気軽に挑戦することができます。四季折々の自然を満喫しながら登れば、心身ともにリフレッシュ！歩いたあとは温泉で汗を流し、登山の疲れを癒しましょう。
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- 九州オルレ 「島原コース」・「南島原コース」
- 「オルレ」は元々韓国・済州島の言葉で「通りから家に通じる狭い路地」という意味があり、九州各地でも散策コースが整備されています。島原半島には、火山をテーマとした「島原コース」と、港町で潮風を感じる「南島原コース」があり、いずれも半日程度の行程。自分の足でじっくり歩くことで、地域の人々と自然の営みがより身近に感じられることでしょう。
- 和ろうそく作り
- 今では全国にわずかしか残っていないという木蝋工場で、昔ながらの方法で櫨（ハゼ）の実からつくるオリジナルの和ろうそく作りを体験できます。ゆらゆらと揺れる優しい灯りは美しく神秘的。絵付け体験もできるので、自分で描いたろうそくをお土産にすれば、旅の素敵な思い出になること間違いありません。
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スリル満点！雲仙地獄ナイトツアー
昼間とはまったく表情の違う夜の雲仙地獄を楽しむなら、ナイトツアーに参加するのがおすすめ。「湯にも地獄の物語」は、提灯を片手に地獄にまつわる物語を聞きながらめぐるナイトツアーです。噴き出す蒸気と硫黄の香りを肌で感じられ、臨場感たっぷり！摩訶不思議な地獄の世界をお楽しみください。
うまかもんがいっぱい！豊かな自然と歴史が育んだご当地グルメ
自然の恵み豊かな島原半島ならではの絶品グルメが目白押し！地元民も愛してやまない、個性豊かな名物料理をぜひ味わってください。
- 雲仙ハヤシ
- かつて雲仙に訪れていた外国人に人気だった洋風丼（ハヤシライス）。その歴史をモチーフに創作された、雲仙温泉の新しいご当地グルメです。オムライス風や長崎牛を使ったものなど、バリエーションはさまざま！ぜひお気に入りを見つけてください。
- 海鮮グルメ
- 三方を海に囲まれた島原半島は、美味しい海の幸の宝庫。季節ごとにさまざまな魚介を堪能できます。ガンバ（トラフグ）、アラカブ（カサゴ）、ガネ（ワタリガニ）など、地元特有の名で親しまれる魚もおすすめ。獲れたて新鮮な海の恵みを、心ゆくまでお楽しみください。
- 具雑煮
- 餅や野菜など10数種類の具をいれて煮込んだ、島原を代表する郷土料理。「島原の乱」の際に、天草四郎の命によって作られたのがはじまりと言われています。山海の幸がふんだんに盛り込まれた雑煮は、シンプルながら具材のうまみが詰まった滋味深い味わいです。
- かんざらし
- 「水の都」とも呼ばれる島原で古くから愛され続けるスイーツ。白玉粉で作った小さな団子を島原の湧水で冷やし、砂糖やハチミツなどで作った特製の蜜をかけていただきます。一口食べれば、上品な甘さと喉越しの良さがたまりません！どこか懐かしさを感じる素朴な郷土の味です。
- 小浜ちゃんぽん
- 長崎グルメの定番・ちゃんぽんが湯治客により小浜温泉に伝わり、独自の進化を遂げたソウルフード。あっさりスープに具だくさん、殻つきエビが特徴です。生卵がトッピングされているのも小浜ちゃんぽんならでは。お店ごとに工夫を凝らした逸品を味わえますよ。
- 島原手延べそうめん
- 良質な小麦粉と雲仙の伏流水で仕込んだ、極上の手延べそうめん。受け継がれてきた伝統の技で、職人が丁寧に作り上げます。時間をかけてじっくりと熟成させることで生まれる強いコシや、つるりとなめらかな口あたり、のど越しの良さが特徴です。
熱量日本一！温泉の蒸気を利用した蒸し釜料理
約105度の温泉が1日に15000トンも湧き、日本一の熱量を誇る小浜温泉。その源泉の熱と蒸気を利用した「蒸し釜料理」が名物です。蒸し窯で蒸し上げた食材は、ほんのり塩気をまとい旨味が凝縮。驚くほど絶品になります！温泉の恵みを味わってみてはいかがでしょうか。
半島ならではのお土産を旅の思い出に
お土産選びは旅の楽しみのひとつ。半島の風土や素材を活かした魅力的な逸品が揃っています。温泉地ならではのお土産も豊富。旅の思い出を持ち帰りましょう！
- 湯せんぺい
- 小麦粉、卵、砂糖に温泉水を加えて焼き上げた、素朴な味わいのおせんべい。ほんのり甘くサクサクした軽い食感が人気で、雲仙温泉・小浜温泉の定番土産です。明治の頃から愛される、昔ながらの味をお楽しみください。
- チェリー豆
- そら豆を揚げたシンプルな菓子。生姜風味の「ラッキーチェリー豆」のほか、のりや黒糖、カレーなど種類も豊富です。カリッと香ばしく、一度食べたらやめられなくなる美味しさ。さまざまな味が楽しめる詰め合わせも人気です。
- クルス
- 愛され続ける長崎の老舗銘菓。パリッとした軽い食感の生地に生姜の香りが広がるホワイトチョコレートをはさんだ、上品な甘さと爽やかな風味が特徴です。ひとつずつ個包装になっているので、職場や学校などで配るお土産にもぴったり！
- あげとっと
- カリッ＆サクッっとした食感がクセになる、手延べめんスナック"あげとっと"。九州の方言で「揚げています」という意味で、定番のしお味や、ちょっと大人なチーズ胡椒味など、お子様のおやつからお酒のおつまみまで、幅広い世代に喜ばれる一品です。
- 温泉（うんぜん）レモネード
- 温泉と書きますが読みは「うんぜん」。明治から昭和初期に外国人の避暑地として賑わった雲仙で愛飲されたレモネードを、地元から湧き出る天然水や、島原半島産のレモン果汁などを使用し復刻させました。お子様にも飲みやすい微炭酸仕上げです。
- 溶岩焙煎珈琲
- 平成新山と雲仙岳の溶岩を使い、遠赤外線の輻射熱でじっくりと時間をかけて低温焙煎。マイルドで飲みやすく、コーヒーが苦手な人にも好まれるすっきりとした風味です。有明海の塩を焙煎に使用した「塩珈琲」も人気！
- しまばら和ろうそく
- 全国でもわずかしかない製蝋所が作る、櫨（はぜ）から生まれる伝統の和ろうそく。 自然素材のため環境にもやさしく、その独特な炎の揺らめきに癒されます。色とりどりの絵ろうそくは贈り物にも喜ばれること間違いなし。工場では予約すれば和ろうそく作りや絵付け体験ができます。
- 「温泉美人」フェイスマスク
- 「小浜温泉」「雲仙温泉」「島原温泉」3湯の源泉を、贅沢に50％も配合したフェイスマスク。 3種類それぞれ使用感が異なり、ご自宅でも手軽に温泉気分を味わえます！1枚ずつ個包装なので、”ばらまき土産”としてもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか？豊かな自然と歴史に育まれた島原半島。火山の恵みである温泉や息をのむような絶景、ここでしか味わえないグルメまで、魅力たっぷりの半島を心ゆくまで満喫しましょう！
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