泉質の異なる3つの温泉が楽しめる「雲仙温泉郷」で癒し旅

雲仙火山の活動によって生まれた島原半島。西から東へと続く泉質の異なる3つの大きな温泉があり、さらには半島の南北にも温泉が湧くことから、「温泉郷」として古くから親しまれてきました。

シチュエーションだけではなく、温度や効能もそれぞれ違う多様な温泉を楽しむことができる国内でも珍しいエリア。半島中央に位置する雲仙火山の最大の恵みであるとともに、「奇跡の温泉郷」とも言われています。

魅力あふれる半島の温泉で、日々の疲れを癒す温泉旅に出かけませんか?

泉質の異なる3つの温泉が楽しめる「雲仙温泉郷」で癒し旅

個性豊かな温泉が楽しめる「雲仙温泉郷」のヒミツ

島原温泉・雲仙温泉・小浜温泉という泉質の異なる3つの温泉のほか、半島の南北にも温泉が点在する雲仙温泉郷。半島中央にそびえる雲仙火山の恵みを受けた「奇跡の温泉郷」として知られています。どの温泉も熱源となるのは橘湾の海底にある雲仙火山のマグマだまり。このマグマだまりから出た火山ガスと地下水が混ざりあって温泉ができます。マグマが上昇するにつれガスの化学成分も変化するため、熱源からの距離や地質条件により泉質や温度に違いが生まれるのです。

一度の滞在で多様な泉質が楽しめる雲仙温泉郷。異なる泉質を堪能しながら、温泉地をめぐるのもおすすめです。自然の恵みを満喫しつつ、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

美しい朝日を堪能!城下町の面影を残す「島原温泉」

半島の東側に位置する島原温泉は、島原城を中心に栄えた海辺の城下町に湧く温泉。海と山に囲まれ、豊かな自然と歴史の面影を感じられるエリアです。市街の至る所からこんこんと水が湧き出ていることから、「水の都」としても知られています。ここでは全国的にも珍しい「温泉集中管理方式」が採用され、温泉を一ヶ所で管理して市内のホテルや旅館のほか、一般家庭などにも供給しています。

泉質は無色透明で高濃度の「炭酸水素塩泉」。クレンジング効果があり、”美肌の湯”としても有名です。市内には2ヶ所の足湯のほか、7ヶ所に飲泉所が点在。まち歩きの途中で、気軽に温泉を楽しめるのも魅力です。

温泉に入るのにおすすめの時間帯は早朝。有明海に昇る朝日を眺めながら、朝風呂が堪能できます。

フェリーの待ち時間に足湯で休憩

島原港と熊本港を結ぶフェリーが運航しており、熊本からは高速船でわずか30分ほどとアクセスの良い島原温泉。島原外港ターミナルのすぐそばには足湯があり、24時間いつでも無料で利用できます。フェリーを待つ間にゆったり浸かって、旅の疲れを癒してはいかがでしょうか。

フェリーの待ち時間に足湯で休憩

大地のエネルギーを体感!自然豊かな高原リゾート「雲仙温泉」

島原半島のほぼ中心、標高700mの山あいに広がる雲仙温泉。開湯はなんと1300年以上前と伝えられている歴史ある温泉地です。明治から昭和初期には外国人の避暑地として栄え、1934年には日本で最初の国立公園に指定されました。

温泉街が近づくと漂ってくる硫黄の香りは温泉情緒たっぷり!温泉らしいにおいが特徴の硫黄泉は殺菌作用が高いため、皮膚病や美肌に効果があるといわれています。

あちこちから白い水蒸気が噴き上がる「雲仙地獄」は、雲仙温泉を代表するスポット。地獄内には遊歩道が整備され、大叫喚地獄やお糸地獄など30ほどある様々な地獄めぐりを楽しめます。さらには、地熱を直に体感できる「雲仙地獄足蒸し」や、地獄の蒸気で蒸した名物の温泉たまごなど見どころが満載です。

雲仙の豊かな自然や四季の移ろいを堪能

国立公園に佇む雲仙温泉は、さまざまな高山植物や野鳥が生息する自然の宝庫。仁田峠は春のミヤマキリシマ、夏の新緑、秋の紅葉、冬の霧氷と、四季を通じて雲仙の自然を楽しめるスポットです。展望台のある標高1333mの妙見岳山頂までは、ロープウェイを利用して約3分。空中散歩しながら、眼下に広がる大パノラマを満喫しませんか。

雲仙の豊かな自然や四季の移ろいを堪能

夕日輝く海辺の温泉地。湯けむり情緒ただよう「小浜温泉」

半島西側に位置する小浜温泉は、橘湾に面した風光明媚な温泉地。美しい夕日の名所としても知られています。海岸沿いには温泉宿が立ち並び、潮の香りとあちこちから立ち上る湯けむりが情緒豊かな温泉街を演出しています。

マグマ溜まりに近いことから源泉温度が105度もあり、熱量と温度ともに全国でもトップクラス。30ヶ所もの源泉から1日に15000トンも湧き出すという、豊富な湯量が魅力です。

泉質は塩化物泉で肌ざわりがやわらかく、保温・保湿効果に優れています。塩分が皮膚に膜をつくるため、身体の芯まで温まり入浴後もポカポカ温かさが続くと評判です。

また、温泉の蒸気を利用した「蒸し釜料理」や、「小浜ちゃんぽん」などのご当地グルメも充実。温泉街をのんびり散策しながら、食べ歩きを楽しむのもおすすめです。

日本一長い足湯に浸かりながら夕日を望む

夕暮れ時、橘湾に沈む夕日は思わず息をのむほどの美しさ。海に面して延びる日本一長い足湯「ほっとふっと105」に浸かりながら沈みゆく夕日を眺めるのは、まさに至福のひとときです。足湯を楽しみつつ、波の音と美しい夕景に心も身体も癒されること間違いありません。

日本一長い足湯に浸かりながら夕日を望む

まだまだある!半島南北の温泉

北部エリア温泉地
のんびりとした畑や美しい田園風景が広がる北部エリアには、地域の方々の疲れを癒してきた温泉があります。有明温泉「美人の湯」、みずほ温泉「千年の湯」と、2つの日帰り入浴施設でそれぞれ泉質の異なる温泉が楽しめます。
北部エリア温泉地
南島原エリア温泉地
美しい自然と、歴史ロマンが息づく南島原エリアの温泉は、その種類の豊富さが魅力。世界遺産・原城跡の近く、「美人の湯」といわれる泉質の原城温泉をはじめ、深江温泉、布津温泉、須川温泉、口之津温泉があります。
南島原エリア温泉地

泉質の異なる個性豊かな温泉で湯めぐりを!

島原半島の「美肌の湯」を効果的に楽しむなら、島原温泉(クレンジング効果)→雲仙温泉(肌の蘇生効果やシミ予防効果)→小浜温泉(保湿効果)の順番でめぐる、通称「美人の仕上げ」と呼ばれる入浴法がおすすめです。3つの温泉の泉質の違いを利用して湯めぐりすれば、美肌効果UPにも期待大!入浴後は身体に付着した温泉成分をシャワーなどで洗い流さないようにすることで、効果をより感じることができるでしょう。

半島内には、共同浴場や貸切温泉、温泉旅館など日帰り温泉がたくさんあります。ぜひ湯めぐりで泉質の違いを堪能してください。

源泉を配合したフェイスマスクで「美人」に仕上げる!

お土産には、雲仙温泉郷3湯の源泉をたっぷり50%も配合したフェイスマスクはいかがですか?それぞれ効果に違いがあるので、「美人の仕上げ」の入浴法と同様に3種類続けて使用するのもおすすめです。自宅でも手軽に本場の温泉気分を楽しめますよ。

源泉を配合したフェイスマスクで「美人」に仕上げる!

温泉天国・島原半島を満喫!

いかがでしたか?温かい温泉にゆっくりと浸かれば、心も身体も癒されパワーチャージできること間違いなし。ぜひ観光と一緒に、宿泊や日帰りで個性豊かな島原半島の温泉をお楽しみください!

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