島原半島 -島原半島公式観光サイト-

1618年から7年余りの歳月をかけて築かれた島原城。1964年に復元された天守閣は「キリシタン史料」をはじめ、「郷土資料」「民俗資料」などを展示する資料館となっており、最上階からは眉山や有明海、島原市街を一望することも。春には桜や菖蒲、夏は蓮の花など、外堀から眺める風景美も人々を魅了してやみません。

島原城の西にあった鉄砲隊の居住地のうち、下の丁の町並み406.8メートルが「武家屋敷町並み保存地区」。趣のある水路や石垣を見ることができ、山本邸、篠塚邸、鳥田邸の３軒は一般に無料開放されています。当時の武家の暮らしに思いを巡らせてみましょう。

1637年、島原の乱の際、兵糧として蓄えた餅に山や海から集めた具材で作ったともいわれる「具雑煮」は、具材の種類が豊富な島原半島特有のお雑煮です。姫松屋では、計13種類もの具材とこだわりのダシで地元のおいしさを守り続けています。

国の登録有形文化財に指定された木造瓦葺平屋のお屋敷で、ご休憩はいかがでしょうか。白玉粉で作った小さな団子を湧水で冷やし、蜂蜜、砂糖等で作った特製の蜜をかけた伝統スイーツ「かんざらし」のほか、カフェメニューも充実。事前予約で「かんざらし」の手作り体験もできます。

島原は古くから水の都といわれていますが、中でも新町一帯は特に湧き水が豊富。地域住民の方々によって美しく保たれた清流に、紅白、三色、黄金等の錦鯉が泳ぐさまは大変趣があります。 地場産品の展示等が興味深い観光交流センター「清流亭」にもぜひお立ち寄りください。

「四明荘」の名は四方の眺望に優れていることに由来し、島原市の中心街にありながら静寂な佇まいを醸し出す庭園として人気の観光スポットです。色とりどりの鯉が清らかな湧き水の池を泳ぎ、赤松や楓などの植栽と調和する様子は優雅そのもの。縁側に腰をおろし、ゆったりと独特の景観に浸ってみませんか。

明治10年（1877年）創業の歴史ある金物店。国内外のロングセラー商品や、明治～昭和の珍しい調理器具など、多数の商品を展示販売しています。

幕末の町屋を復元しており、その外観や凝った装飾を眺めているとまるでタイムスリップしたような気分に。喫茶店が併設されており、地元食材を使った料理やふわっふわのかき氷も大人気です。

大正12年（1923年）に建てられた2階建ての木造建築で、1Fが喫茶店「工房モモ」、2Fがレンタルスペースとして活用されています。前面は洋風造り、後方部が和風造りになっており、理髪店の閉業後、老朽化により取り壊される予定でしたが、地元の支援を受けて修復されました。自家製スイーツを食べながら旅の思い出を振り返ってみては？