島原半島のおすすめグルメ特集！名物や郷土料理をご紹介
豊かな自然に恵まれた島原半島には、新鮮な海の幸や山の幸、郷土料理から温泉地ならでは名物料理、人気のスイーツまで、魅力あるグルメがいっぱい！
島原半島に来たら絶対に食べたい、定番の絶品グルメをご紹介します。
INDEX
島原で愛され続ける伝統の味「具雑煮」
島原を代表する郷土料理といえば「具雑煮」。餅や山の幸、海の幸など10数種類の具をいれて煮込んだシンプルな料理です。
一説によると、江戸時代に起こった島原の乱の際、一揆軍の総大将・天草四郎の命によって作られたのがはじまりといわれています。信徒たちは具雑煮を食べて体力と気力を養い、約3ヶ月の長期戦を戦ったのだそう。
具材はゴボウ、レンコン、椎茸、かまぼこ、鶏肉、アナゴなど、お店によってさまざま。一口食べれば、たくさんの素材から出たうまみたっぷりのお出汁が身体に染みわたります。
100年以上前から親しまれる小浜温泉のソウルフード「小浜ちゃんぽん」
濃厚スープにたっぷりの具材、食べ応えのある麺が人気の「ちゃんぽん」は、今や全国的に知られる長崎グルメの定番。そんな長崎生まれのちゃんぽんが湯治客により小浜温泉に伝わり、独自の進化を遂げたのが「小浜ちゃんぽん」です。
豚骨と鶏ガラをあわせたあっさり目のスープにたくさんの具材、殻つきエビが入っているのが特徴。生卵のトッピングが人気で、はじめはそのまま、後半で卵を割って味変するのがおすすめの食べ方です。黄身を溶かすとスープがまろやかに変化し、2種類のおいしさを楽しめます。
昔ながらの手作り製法にこだわる「島原手延素麺（そうめん）」
厳選された小麦粉と塩、ミネラル豊富な雲仙の伏流水を使い、受け継がれた伝統の技によってつくられる手延べそうめん。じっくりと時間をかけて熟成させることで生まれる強いコシと歯ごたえ、喉ごしの良さが特徴です。
そのルーツについては諸説あり、島原の乱の後に小豆島からの移住者がもたらしたとも、長崎に渡来した中国人により伝えられたなどともいわれています。
半島内には湧水を利用したそうめん流しが楽しめるお店も！冷たくツルツルとなめらかなそうめんは、暑い夏にぴったりです。
温かいメニューでも美味しい島原手延そうめん
そうめんと聞くと夏に食べるイメージが強いですが、寒い日に食べる温かいそうめんもまた格別です。おすすめは「地獄炊き」。長崎県五島地方の「五島うどん」でよく知られる、煮えたぎった鍋の中から、お好みの硬さでめんをすくい上げ、つけ汁で食べる方法ですが、コシが強く煮くずれしにくい島原手延そうめんでも美味しくお召し上がりいただけます。みんなでお鍋を囲みながらアツアツのそうめんをお楽しみください。
個性豊か！雲仙温泉の新たなご当地グルメ「雲仙ハヤシ」
明治時代から昭和初期にかけて、外国人の避暑地としてにぎわった雲仙温泉。外国の方の口に合うように、カツ丼をデミグラスソースで洋風にアレンジした「ハヤシ丼」が当時の人気メニューでした。その歴史をモチーフに、現代風にアレンジを加え復活したのが「雲仙ハヤシ」。雲仙温泉にきたら一度は食べてほしい、新・ご当地グルメです。
長崎牛を使ったデミカツやオムハヤシ、きのこをたっぷり使ったものなど、お店によってアレンジはさまざま！ぜひお気に入りの一皿を見つけてみてはいかがでしょうか。
水の都・島原で愛される絶品スイーツ「かんざらし」
江戸時代から続く島原の伝統的なスイーツ。白玉粉で作った小さなお団子を島原の湧水で冷やし、砂糖やハチミツなどで作った特製の蜜をかけていただきます。シンプルながら、口の中でとろけそうな上品な甘さと喉越しのよさが魅力です。
昔は砂糖やハチミツは贅沢品であったため、夏のおもてなし菓子として出されていたのだそう。また、原料となる餅米を大寒の日に水にさらすことから「かん（寒）ざらし」と呼ばれるようになったといわれています。
蜜の味はお店によってこだわりがあり、オリジナル。城下町を散策しながら食べ比べを楽しむのもおすすめです。
楽しくおいしい「かんざらし」手づくり体験
鯉の泳ぐまちの中心にある「しまばら湧水館」では、かんざらしの手づくり体験ができます（土日のみ・3日前までの要予約）。白玉をコロコロと手で丸めて茹で、湧水で冷やしたら完成！自家製の蜜をかけていただきます。美しい庭園を眺めながら味わう、手づくりの「かんざらし」は格別のおいしさです。
旬の新鮮な魚介を堪能しよう
三方を海に囲まれた島原半島は豊かな水質の好漁港に恵まれ、旬の地魚や海産物がいっぱい！
潮流が早いことで知られる海峡・早崎瀬戸で獲れる「アラカブ（カサゴ）」は身が締まって絶品。刺身、煮付け、みそ汁などさまざまな料理で楽しめます。また、有明海はクルマエビの養殖地として全国的に知られています。丹精込めて育てられたエビは、プリっとした食感と甘みが格別。10月下旬から2月下旬頃までの冬季限定で味わえます。
島原の方言でフグのことを指す「ガンバ」。産卵のため3月から5月にかけて有明海にやってくるトラフグを使った料理が有名です。ぶつ切りにして醤油や酒で煮込んだ「がねだき」や湯通しにした「湯引き」など、地元ならでの食べ方でご賞味ください。
「ガネ」とは島原半島で獲れるワタリガニのこと。獲れる場所から「多比良ガネ」や「有明ガネ」などと呼ばれます。一年中味わえますが、夏から秋にかけてが旬。シンプルに塩ゆでで、身が詰まった濃厚な風味を堪能してください。
温泉の熱を利用して食材を調理する「蒸し釜料理」
熱量日本一を誇る小浜温泉の蒸気を利用した「蒸し釜料理」。いけすを泳ぐ新鮮な魚介類や野菜など、食材をお好みで選んで蒸し上げます。蒸し釜でびっくりするほど旨味が増した、温泉地ならではの味わいをお楽しみください。
豊かな自然の中で育ったブランド肉に舌鼓
島原半島は魚だけではありません！豊かな自然の中で育つブランド肉は、全国的にも評価が高い逸品ぞろい。
「雲仙牛」は、長崎和牛の中でも厳しい基準をクリアした希少なブランド牛。ミネラル豊富な牧草と恵まれた環境で育った牛肉は肉本来の旨みが強く、赤身と脂身のバランスが絶妙。驚くほどやわらかな食感が魅力です。
雄大な普賢岳のふもとでのびのびと育った「雲仙あかね豚」。おいしさの秘密は、雲仙岳のおいししいお水と自家農園で育てたお米をブレンドしたオリジナルの餌。オレイン酸が豊富なお肉は、とてもやわらかで旨みたっぷり！雲仙市にある直売所では精肉の販売のほか、あかね豚を使った手作りのコロッケやメンチカツも人気です。
南島原・芳寿牧場の「芳寿（ほうじゅ）豚」は、衛生管理が徹底された環境で健康的に育った安心・安全な豚肉。臭みがなく、甘い脂身とジューシーでやわらかい肉質が特徴です。口の中で溶ける脂のおいしさを堪能してください。
肉の旨みたっぷり！「雲仙ハム」
「雲仙ハム」は島原市民のソウルフード。「ハム」とはいっても豚肉のかたまり肉で作られるものとは異なり、良質な国産豚のミンチを使ったボロニアソーセージのこと。子どもから大人まで大人気な、地元ではおなじみの逸品です。分厚く切って焼けば、香ばしく肉汁たっぷり！おかずとしてはもちろん、酒の肴にもピッタリです。島原半島内では、雲仙市国見町の直営店のほか、食品スーパーなどでも購入いただけます。
豊かな大地の恵み「じゃがいも」
長崎県はじゃがいも伝来の地。全国第3位の生産量を誇り、その中でも7割以上が雲仙市・南島原市のある島原半島で生産されています。火山の恩恵を受けた、肥沃な大地が育んだじゃがいもを使った名産品を要チェック！
- じゃがちゃん
- 橘湾を一望できる千々石観光センターの名物グルメです。特産のじゃがいもを丸ごと蒸してから、小麦粉や卵が入った秘伝の衣をつけて揚げたもの。外はカリッと中はホクホクの食感がたまりません！目の前で揚げてくれるので、いつでもアツアツを味わえます。
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- じゃが玉
- 手焼き湯せんぺいで知られる雲仙温泉の「遠江屋本舗」がつくる和風スイートポテト。雲仙市産100％のじゃがいもを使った自家製の餡を口どけの良い黄身餡で包み、じっくり焼き上げました。上品なじゃがいもの風味でほっこりやさしい味わい。コロンとした見た目もかわいらしい逸品です。
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- カッツァ
- 南島原市にあるパティスリー「グランビィラジュおおむら菓子舗」の、じゃがいもを使ったスティックケーキ。じゃがいもを練り込んだスポンジはしっとりして、ふわっと柔らかい食感。ほのかに香るじゃがいもに優しい甘さのクリームが絶妙です。味はチーズクリームとチョコレートの2種類。食べやすいサイズ感でおやつにもピッタリです！
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島原半島の絶品グルメをお土産に！
旅の楽しい思い出は、おいしいお土産で持ち帰りましょう。島原半島にはご当地グルメや銘菓など、バラエティ豊かな品々が揃っています。大切な方へはもちろん、旅行中に食べたあの美味しさをご家庭でもお手軽に！
ぜひ、とっておきのお土産を見つけてくださいね。
